【茶道具の定義】そもそも茶道具って何? | 茶道具買取NAVI.net
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まずは、茶道具の定義について

まずは、茶道具の定義について

茶道具というのはかなり広い意味を持っています。

大雑把に言うと茶室に設えられたものすべてと、茶席の際に持ち込まれる茶碗・茶器をあわせたものを定義できます。

まず、茶道具の筆頭は茶碗です。そして茶器がこれに続きます。茶器には濃茶を入れておく茶入(ちゃいれ)と薄茶を入れておく棗(なつめ)があり、静電気で固まった抹茶を粉末に戻すための抹茶篩(まっちゃふるい)も茶器に数えられます。

お茶を点てるシーンでよく目にするのが茶筅(ちゃせん)と茶杓(ちゃしゃく)です。茶杓で茶入や棗から抹茶を茶碗に入れ、お湯を注いで茶筅でお茶を点てます。お湯を注ぐ前に温度を調整する湯冷ましも茶道具に数えることがあります。

お茶といえば茶菓子がつきものです。それを扱うために使う懐紙や菓子切楊枝などを、袱紗(ふくさ)や扇子とともに袱紗挟みにまとめておくことが一般的ですがこれらも茶道具です。

そして、お茶で使う盆や柄杓から、道具を置く畳の向こう側にL字型に置かれる風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)、もちろん釜や炭に関する火回りアイテムも茶道具になります。小物としては茶巾(ちゃきん)や茶巾筒、香合(こうごう)も茶道具ですし、掛け軸や花かごも茶道具の一つです。

茶道具の魅力ってなに?

茶道具の魅力ってなに?

上でお話したように茶道具は非常に多岐にわたります。その中でも身近ないくつかのものは、ちょっとこだわってみたくなる物もあります。

あまりに高価な古茶碗などはともかく、手の届く範囲で自分用を手に入れてみることができるのも茶道具の魅力と言えるでしょう。

茶碗の魅力

自分で抹茶を点てて飲みたいと思った時、茶杓はティースプーンでも良いですし抹茶篩は茶こしで代用できます。

もちろん電気ケトルで沸かしたお湯でも問題ありませんが、茶碗は抹茶茶碗が欲しいところです。骨董品としての茶碗には別の魅力がありますが、お茶を楽しむためには普通の市販品で十分です。

抹茶茶碗は骨董品ではない現代の作品であれば10万円以下で買えるものが多いですし、美術品レベルでなければ1万円以下でも十分良いものが手に入ります。通販サイトでもいろいろ売られていますから、それを眺めるだけでも楽しいです。

なお茶筅は2~3,000円で良いものが手に入りますから持っておくのがおすすめです。

古袱紗の魅力

袱紗は赤(女性用)か紫(男性用)の、無地の塩瀬羽二重で作られている茶席の亭主が使う道具ですが、古袱紗は柄の美しい生地で作られた、ほぼ正方形の茶道具の一つです。

お道具を拝見したり茶器の下に敷いたりして使います。価格的にはよほど高価なものでない限り数千円までで買えます。

正絹のものでも3,000円以下でありますから、いろいろ持っておくと良いでしょう。古袱紗は茶席に持って行くだけでなく、自宅でちょっとした敷物に使うにもおしゃれです。

サイズはだいたい15センチ×15.5センチ程度です。ランチョンマットには小さいですが、ゴージャスなコースターとして使うにはいい感じのファブリックです。また、置物の敷物として使うにも良いでしょう。

茶杓の魅力

たまに自宅でお茶を点てるだけなら、茶杓はティースプーンでも代用可能な道具の一つですが、日常的にお茶を点てるなら茶杓は持っておきたい物の一つです。

安いものなら数百円からありますし、数千円レベルのものになると専用の筒に入ったもので、銘が記されている物もあります。

茶杓は竹製の物が多いですが、漆器の物もありますし蒔絵が施された物もあります。コレクターズアイテムにもなるものですので、いろいろ持っているのが楽しいかも知れません。

茶筅の魅力

抹茶を点てる時になくてはならない道具です。竹で作られていて消耗品ですから、1本1,000円くらいから購入できます。

茶筅と言えば竹を細かく割って内穂と外穂を作った物ですが、穂の数は平穂の16本立て(内外で計32本)から、標準型の常穂(内外で計128本)さらには最も穂の多い120本立て(内外で計240本)までさまざまな物があります。

原則では濃茶は穂の数の少ない物を、薄茶は穂の数の多い物を使います。一方、目上の人を招く茶席で使う78本立てには、「私は下手です」と言う謙遜の意味があるなど奥の深い物なのです。

また、茶筅の穂は細いので形が崩れやすくなっています。そのため「茶筅直し」と呼ばれる専用の茶筅立も売られています。割合安価なものなので一つ持っていても便利でしょう。

茶筅をこれに差し込んで立てておくだけで、穂先の形がきれいに整えられるというすぐれものです。

まとめ

まとめ情報

このように茶道具には茶席に出てお茶を楽しんだり、自宅で抹茶を点てたりという楽しみの他、独立したアイテムとして楽しめるという魅力もあります。

今回紹介した「抹茶を楽しむ道具」だけでも、紅茶や中国茶よりも種類が多いと思われますし、美術品と言われるようなものがたくさんあります。
もちろんコーヒーを含めて海外の喫茶の習慣にも面白い道具はたくさんありますが、日本のお茶の魅力とその道具の面白さにも目をやりたいものです。

今回は抹茶の道具を紹介しましたが、日本のお茶には煎茶道もあり、そこではまた異なった茶道具が使われます。

そして、床の間に掛ける掛け軸や、季節の花を飾る花器や花かごも茶道具として数えられますから、茶道具とは生活に潤いを与えるもの全てに関係すると言ってもいいでしょう。

コメントイメージ

まとめると、茶道具の定義とは「お茶の席に使われる道具」の総称です。茶道具は昔から観賞用としても人気がある事から、買取でも高い価格が期待できる傾向にあります。茶道具の買取依頼の際には当サイトのおすすめ茶道具買取業者を是非参考にしてください!

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