茶道具の鑑定と査定の違いを解説 | 茶道具買取NAVI.net
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茶道具の「鑑定」と「査定」は違う行為です

茶道具の「鑑定」と「査定」は違う行為です

茶道に必要な道具には、「茶碗」や「茶杓」、「茶筅」などのように様々な種類があり、製作者や時代によって価値が大きく異なります。

あまり茶道に馴染みのない人であればガラクタのように思える茶道具も、よくよく調べてみれば実はかなり価値の高い逸品であった、ということは少なくありません。

もし実家に眠っている茶道具を売りに出そうと考えている場合、通常は骨董屋などで査定してもらうことが一般的です。しかし、実際に買取を考えている人であれば、鑑定という言葉を聞いたこともあるでしょう。

鑑定と査定を同じ行為として捉えている人も多くいますが、実際には鑑定と査定は違う行為となります。

この2つの違いについて簡単に説明すると、「鑑定」はある物の市場価値について調べることを指します。一方、「査定」は買い取り業者が物の価値について算出することを指し、この価値は業者によって異なってきます。

このように、鑑定と査定は全くの別物となります。

茶道具の「査定」と「鑑定」について詳しく説明

茶道具の「査定」と「鑑定」について詳しく説明

では、査定と鑑定の違いについてそれぞれ詳しく説明していきます。

茶道具の査定について

茶道具の査定とは、骨董品の買い取り業者が茶道具の価値について詳しく算出することを指します。そのため、もしその茶道具を売りたい場合は、査定で提示された価格で業者側が買い取ってくれます。

茶道具を査定する際には、その茶道具がキレイな状態で保たれているかどうか、市場の需要と供給の関係、実際の販売事例など、様々な指標を基準にします。

この中でも特に重要な指標が、実際の販売事例になります。実際の販売事例を調べることで、ある茶道具がその時点でどれほどの価格で販売されているのかについての目安を知ることができます。

実際に、買い取り業者では茶道具の持つ実際の価値を基準にして、オークションでの落札価格や骨董品市場での価格などを加味して茶道具の査定を行っています。

また、茶道具の査定は、日常的に茶道具の取引に関わっている買い取り業者であるほど高い精度になりますし、買い取り価格が高くなる傾向があります。

茶道具の買い取りを考えている場合、業者によって買い取り価格が異なることもしばしばあるため、より良い査定を求めるのであれば、複数の業者で査定してもらうことが重要になってきます。

茶道具の鑑定について

茶道具の鑑定とは、専門的な知識を有するプロの鑑定人が、豊富な経験を活かして茶道具そのものの価値を見極めることを指します。

そして、ここで定められた価値が茶道具の市場価値となり、業者側が一般の人に向けて茶道具を販売する際には、基本的に鑑定で定められた価格となります。

鑑定で定められた価格は、基本的に査定での価格を上回ります。というのは、もし鑑定価格が査定価格を下回った場合、業者側が不利益を被ってしまうからです。

簡単に言うと、業者が売り出す価格が鑑定価格、業者が買い取る価格が査定価格です。鑑定価格が査定価格を下回ってしまうと業者は儲けることができなくなるので、多くの場合鑑定価格は査定価格を上回るのです。

では次に、実際に鑑定をする方法について紹介します。

鑑定をする際に重要となるのが、「箱書き」と「茶道具」です。

箱書きは、茶道具を製作した人が製作した証を残すために、茶道具の収納用の箱に名前や題名を記したもののことです。

鑑定師は、箱書きと茶道具の両方についてしっかり鑑定します。なぜかというと、もし箱書きが本物だった場合、茶道具自体も本物である可能性が高くなるからです。

仮に茶道具が偽物だった場合でも、見分けることが容易になるというメリットもあります。箱書きが本物だと判断された場合、箱の素材や作者の生きた時代などの情報が正確に分かります。

そのため、茶道具が作られた年代などが箱の情報と合致するか確認することができるようになります。合致しない場合には、箱書きは本物でも茶道具は別の人によって作られた贋作であると判断できるのです。

鑑定した結果、箱書きだけが本物で茶道具は偽物だったとしてもまだ終わりではありません。実は、業者側は箱と茶道具を分けて査定するため、箱書き自体に価値を見出すと高値で買い取ってくれる場合もあります。

なお、茶道具の鑑定には茶道に関する知識も必要になってくるため、茶道具の買い取り業者にはプロの鑑定士が在籍し、正確な鑑定を行っているのです。

まとめ

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茶道具の「査定」と「鑑定」の違いについて解説してきましてが、いかがだったでしょうか。

茶道具の買い取り価格を算出することが査定、茶道具そのものの価値を調べることが鑑定であり、両者は全くの別物であるということが理解できたでしょう。

また、茶道具の買い取りを考えているならば、茶道具の買い取り業者へ査定を依頼するのも一つの手です。茶道具の査定をする際には、まずその茶道具そのものの鑑定をすることが必要になります。

茶道具の買い取り業者であれば、プロの鑑定士がじっくりと鑑定した後に査定価格を出してくれるため、査定の結果に加えて鑑定結果についても知ることができます。

なお、時間が経つほど査定価格が低めに出ることもあるので、早めに査定してもらうことも必要です。

コメントイメージ

茶道具の査定と鑑定は違う行為です。買取業者が行ってくれるのはあくまでも「査定」となりますので、「鑑定書」の発行は行ってくれません。

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