茶道具と価値について-高価な茶道具の価値ポイントを紹介します | 茶道具買取NAVI.net
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茶道具に価値の高いものがある?

茶道具に価値の高いものがある?

茶道具の場合、価値の高いものから低いものまでピンキリです。高いものは昔から高値で取引されており、重要文化財となっているものもある程です。

茶道具というと茶碗が高いのでは、と思うかもしれませんが、それ以外にも茶筅や棗、茶杓と多岐に渡ります。

通常高い価値が付きやすいものは茶碗と棗に多いです。茶碗は焼き方や流派によって種類も値段も変わります。一方、棗は抹茶を入れるための道具で、植物の棗に似ていることから棗と呼ばれています。

それぞれ形状が異なることが多く、価値の高いものは一点物になっていることが殆どです。

茶道具の中でも最も価値が高いものとして挙げられるのが、曜変天目になります。さらに、その中でも最も価値が高いと言われているのが稲葉天目。独特の輝きを持ち、まるで星のように見える模様を持ちます。

現在曜変天目は日本に現存する三椀しかなく、数十億の価値があるとも言われています。現在でも再現することができない技法なので、希少性が高いのです。

価値の高い茶道具の特徴まとめ

価値の高い茶道具の特徴まとめ

素人では見ても何が価値が高いのかわからないという方が殆どです。

そのため、茶道具を見ても何が高いのか安いのかを判断することは難しいでしょう。そこで価値が高い茶道具の特徴を説明します。

価値が高い茶道具の特徴は大きく分けて次の3つになります。

まず1つ目が作家物であること

これは何となく知っているという方も多いと思いますが、有名な作家が手掛けた作品であればそれだけで価値は高くなります。

たとえ同じような形状のものが有名な作家と無名の作家のものが2つあったとしても、無名の作家のものに価値はありません。それ程作家が手掛けたという事実は付加価値を高めてくれるのです。

では有名な作家のものであるかどうかを判断するにはどこを見れば良いのでしょうか。

一般的な方法としては落款や銘になります。

落款や銘はその人が手掛けた証であると同時に、完成されたものであるという証明でもあるのです。

しかし、中には贋作もあるので、鵜呑みにするのは注意が必要です。茶器が入っている共箱の蓋の裏や作品の裏側に入っていることが多いので、気になる場合にはチェックしてみましょう。

けれども、落款や銘は複雑に書かれていることが多いので、落款や銘が入っていても誰のものかわからない場合には査定をしてくれるところで無料相談を利用してみるのがおすすめです。

2つ目が希少性の高さ

希少性が高いということは数が少なければ良いのかというとそういうことではありません。

そこら辺で売っている量産型のものでも残りの数が少なければ希少性が高いのかと言われると、それは違うと答える方が殆どでしょう。

その考え通り、それはただ在庫が少ないだけで、希少なものではありません。

それでは希少性の高さは何によって定義されるのでしょうか。

それは偉人の所有物だった、有名な骨董収集家の遺品、というようなものが付加価値になるのです。

先述で述べた稲葉天目もこれに当たります。稲葉天目はその美しさだけが価値を高めてくれるのではなく、元は徳川家康の所蔵品だったという事実がその希少性を高めてくれるのです。

稲葉天目はその後病に伏せる春日局に贈られ、最終的に岩矢崎弥太郎が所有していたという経緯があります。この経緯がより稲葉天目の希少性を高めているということになります。

3つ目に共箱が揃っているかどうか

有名な作家のものの場合は共箱に入っていることが少なくありません。

それが失われている場合には作家物かどうかを判断するのは難しくなりますし、価値は確実に下がってしまいます。

したがって、共箱も時間が経ってしまうと汚くなってしまいますが、汚れたからと安易に新しいものに取り変えてはいけません。共箱があった場合には捨てずにきちんと取っておく必要があります。


以上の3つが価値の高い茶道具かどうかを判断するポイントです。

気になる場合にはまず箱や作品の裏側をくまなく探してみるのが第一歩です。それでもわからない時には鑑定を依頼して、正確な価値を教えて貰った方が良いでしょう。

最近ではネットでも査定を行ってくれるところがあるので、ざっくりと簡単に知りたいのであればネットで依頼してみるのもおすすめです。

まとめ

まとめ情報

自宅にある茶道具って価値が高いのかな、と思うのであれば、まずポイントを押さえてチェックしてみましょう。

しかし、茶道具は市場の動向によって大きく変動するので、素人目に見て正確な価値を判断するのは困難です。

例えば、テレビで骨董を鑑定する番組を見ていると、落款や銘が入っていても贋作や偽物であるのを見たことがある方も多いと思います。

そのため、落款や銘が入っていたら作家物かもしれない、という程度に留めてあまり期待しないようにしましょう。

本当の価値を知りたいのであれば、きちんとした鑑定をしてくれるところに依頼するのが最も正確です。

場所によっては査定を無料で行ってくれるところもあります。賢く利用して、本当の価値を知りましょう。

コメントイメージ

茶道具の価値は見分けるポイントがあっても、把握することは大変です。ですが、優れた骨董品買取業者に無料査定を依頼することで簡単かつ正確な価値を把握することが可能です。無料査定を受け付けているおすすめの骨董品(茶道具)買取業者は次の業者を参考にしてください

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